検索
  • sugoriha2020

PNFの院内勉強会

北柏すごう整形外科の菅原です。


 先日、国際PNF協会アドバンスインストラクターの松田 現氏を講師としてお呼びして院内勉強会を行いました。

 そもそもPNFというのはProprioceptive Neuromuscular Facilitationの略語であり、日本語では『固有受容覚神経促通法』のことです。1940年代のアメリカにおいて、神経生理学者であるカバット医師や理学療法士のノットらによって神経生理学的原理をもとに作られたリハビリの手技になります。

 日本にはこのPNFのインストラクターは、4人しか在籍していません。シニア1名、アドバンス1名、ベーシックインストラクター2名の計4名です。そのなかでも松田氏は1人しかいないアドバンスインストラクターです。その講師に計3回ほど院内勉強会をこれまで行っていただいてきました。

① 膝が内側に入ってしまう歩き方の改善させる方法

② 肩まわりのケガに対して有効にリハビリテーションを行う方法

③ 患部外(ケガしたところ以外)からアプローチして有効に体に必要な筋肉を付ける方法

と、スタッフも真剣に学ばせていただきました。理学療法では、以前から使われており、世界でもこのコンセプトに取り組む理学療法士は大勢います。

 

 PNFでは、皮膚、筋、関節など体中にある感覚の受容器から、熟練したセラピストの徒手により、適切な刺激と操作を脳に与えます。そうすることで、体の動きを指令する脳神経や、神経と筋の弱まった結びつきを再び活性化させて人間が本来持っている運動機能を引き出すことができるのです。このコンセプトを有効に使うことで、ケガの治りも早くなったり、スポーツの復帰が早くなったりする例も多く見てきました。

 また、悪い動作の連続で体を頻回に痛めてしまう人の動作を改善することができて、ケガの再発防止にもつながります。痛いところを緩めて終わりでは、またすぐ痛めてしまう可能性が高いので、この再発防止のアプローチは非常に大切な考え方です。再発防止という言葉を何度も使いますが、それほどこれに取り組んでいる場所は

少ないように感じています。

 

 当院では、院内勉強会を通じてPNFをスタッフが練習に取り組んでいます。安心して、ご来院いただければと思います。

10回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

オスグッドシュラッター病

北柏すごう整形外科の丹野です。 今回はオスグッドシュラッター病(以後オスグッド)についてお話しします。 オスグッドは膝の脛骨粗面という膝の下の部分に生じる骨端症であり、成長期にスポーツ障害として発症します。太ももの前を覆い膝の下に付着する大腿四頭筋のウォーミングアップ不足や重心が後ろに残った状態、身体が硬い状態でスポーツでのダッシュやジャンプなどで膝を繰り返し屈伸することにより大腿四頭筋の付け根の

筋力測定器を導入しました

北柏すごう整形外科の莅戸です。 リハビリ室に新たに筋力測定器(HHD:Hand Held Dynamometer)を導入しました。 下肢の筋力が低下すると歩くときにふらついてしまったり、歩くのが遅くなることや転んでしまう大きな要因となります。下肢の筋力を測ることは,患者様の筋力を把握するために重要な評価です。特に膝を伸ばす筋力は歩行における足のバランスを保つ目安となり、歩行の安定性や歩行速さと密接

BLS講習に参加して

北柏すごう整形外科の丹野です。 先日、スタッフ2名と院外でのBLS講習に参加してきました。 BLS(Basic Life Support)とは初期救命救急処置のことで、心肺停止や呼吸停止などに対する一次救命処置のことをいいます。 今回参加した勉強会では個人で行うBLSの他に、チームで行うBLSを学びました。4人1組のチームの中でそれぞれ役割を持ち、1人の救助者に対してBLSを行いました。私が担った