PNFの院内勉強会

北柏すごう整形外科の菅原です。


 先日、国際PNF協会アドバンスインストラクターの松田 現氏を講師としてお呼びして院内勉強会を行いました。

 そもそもPNFというのはProprioceptive Neuromuscular Facilitationの略語であり、日本語では『固有受容覚神経促通法』のことです。1940年代のアメリカにおいて、神経生理学者であるカバット医師や理学療法士のノットらによって神経生理学的原理をもとに作られたリハビリの手技になります。

 日本にはこのPNFのインストラクターは、4人しか在籍していません。シニア1名、アドバンス1名、ベーシックインストラクター2名の計4名です。そのなかでも松田氏は1人しかいないアドバンスインストラクターです。その講師に計3回ほど院内勉強会をこれまで行っていただいてきました。

① 膝が内側に入ってしまう歩き方の改善させる方法

② 肩まわりのケガに対して有効にリハビリテーションを行う方法

③ 患部外(ケガしたところ以外)からアプローチして有効に体に必要な筋肉を付ける方法

と、スタッフも真剣に学ばせていただきました。理学療法では、以前から使われており、世界でもこのコンセプトに取り組む理学療法士は大勢います。

 

 PNFでは、皮膚、筋、関節など体中にある感覚の受容器から、熟練したセラピストの徒手により、適切な刺激と操作を脳に与えます。そうすることで、体の動きを指令する脳神経や、神経と筋の弱まった結びつきを再び活性化させて人間が本来持っている運動機能を引き出すことができるのです。このコンセプトを有効に使うことで、ケガの治りも早くなったり、スポーツの復帰が早くなったりする例も多く見てきました。

 また、悪い動作の連続で体を頻回に痛めてしまう人の動作を改善することができて、ケガの再発防止にもつながります。痛いところを緩めて終わりでは、またすぐ痛めてしまう可能性が高いので、この再発防止のアプローチは非常に大切な考え方です。再発防止という言葉を何度も使いますが、それほどこれに取り組んでいる場所は

少ないように感じています。

 

 当院では、院内勉強会を通じてPNFをスタッフが練習に取り組んでいます。安心して、ご来院いただければと思います。

閲覧数:206回0件のコメント

最新記事

すべて表示

一昨年から、知り合いの先生の勧めもありボクシングをはじめています。 年を取ってからのハードなスポーツであり、急に痩せたりしたので患者様にも 「どこか具合が悪いですか」と心配されることもありましたが、いたって元気です。 ボクシングは初めてでしたが、やってみるととても面白い競技です。 持久力、反射神経、動的視力、心肺機能などなど運動にかかわるすべての能力が 必要であり、ひとつひとつを自分の体で検証しな

北柏すごう整形外科理学療法士の根深です。 先日、オンラインにて開催された先進整形外科エコー研究会 「SMAPが、1日で肘を徹底攻略!〜内も外も苦手克服」に理学療法士一同参加しました。 セミナー内容は「肘関節」に焦点を当て、中高年の肘の痛みを解剖学や運動学に基づき、 医師と理学療法士が個々の評価を行い連携し治療していくというものでした。 日常的に起きる肘の怪我の例に「上腕骨外側上顆炎」「上腕骨内側上